2001年10月14日日曜日

事実上の倒産を決意(前日夜)

何も贅沢もしてない。自分用に私物も買ってもいない。

ただただ毎月毎月、経営する会社の資金繰りに追われていた。

従業員の給与だけは最優先して払ってきた。

しかし、今後の展開見込みも考慮し、Xデーの前日に

当時の幹部を集め、それぞれの見解を出し合った。

明日の手形期日分の決済がもはや不可能だ。

後で思えば、落ち着いて対処し、まだ打つ手はあったかもしれない。

皆で出した結論は明日朝一で法律事務所に駆け込む、つまり

明日から営業を停止することにした。

この時は、その後に大変な毎日が訪れるとは考える余裕すら無かった。